今回は栃木県佐野市の大規模3Dモデル案件をご紹介いたします。
数年かけて建物をリノベーションするため、工事資料としての3Dデータが欲しいとの依頼で3Dモデルが作成されました。
かつて高校の校舎であったこの建物は、三階建てで50以上の教室があります。
室外撮影および広範囲での撮影のため、Matterport(マーターポート)とInsta360 ONE Xを複数台使っての撮影となっています。
そのうち600枚にもおよぶ静止画のデータは、全てInsta360 ONE Xでの撮影です。
これだけ精緻な3Dモデルがあれば、工事関係者が現場へ何度も足を運ばなくとも、事前に作業環境を確認することが出来ますね。
3Dカメラを使い分ける
二種類の3Dカメラを連携させて使うことによって、大幅なコストと時間の削減を図ることも出来ます。
Matterport Pro2 の撮影時間は1ポイントあたり30秒です。
1ポイントの撮影開始から撮影したデータがiPadに反映される時間が35秒かかります。
30秒+35秒で、合計65秒かかったことになります。
カメラの重さは、3.4kgとなります。
一方、Insta360 ONE X の撮影時間は1ポイントあたり20秒です。
1ポイントの撮影開始から撮影したデータがiPadに反映される時間が10秒かかります。
15秒+10秒で、合計25秒かかったことになります。
カメラの重さは、110g(バッテリー有)となります。
たしかにInsta360 ONE Xの方が軽くて取り扱いやすいのですが、しかしながら3Dモデルの正確さと画像の美しさは、圧倒的に4Kで撮影するMatterport Pro2が格段に優れていますね。
撮影枚数の多い大規模案件においては、予算に応じて3Dカメラを使い分けるのが得策かと思います。
広がるMatterport(マーターポート)の活用方法
Matterport(マーターポート)の使い方は、リッチな表現を求める広告や文化・学術コンテンツだけでなく、実用的な建設業になどにも幅広く対応できるのです!
3D上で計測ができるので、今後の新しいリノベーション工法の先駆けになるかもしれませんね。
映画やテレビ番組のロケ地としても使われている、この建物が生まれ変わった姿を見られる日も近いことでしょう。
新たな3D表現の世界を切り開く、Matterport(マーターポート)の素晴らしさをご理解いただけたでしょうか。
ヒューマンデジタルコンサルタンツ社では、Matterport(マーターポート)撮影だけでなく、VRや3Dモデルを活かしたWebプロモーション提案を致します。
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