AIが人の声を認識する「音声認識」の技術が急速に拡大しており、新しいデバイスが続々と登場しています。

音声認識技術が活用される代表的なものに「Apple HomePod」「Amazon Echo」などのスマートスピーカーがあります。

声だけで機器の操作が可能となり、音楽を再生したり、照明やエアコンのスイッチをON/OFFすることができるのは、機器の中に組み込まれた音声認識技術(AIアシスタント)が人間の声を認識しているからです。

 

アメリカ国内のオンライン調査(Futuresource Consulting社, 2019年)で最も幅広く使われているAIアシスタントは、AppleのSiri (35%)で、2位以降はMicrosoft Cortana (22%)、Googleアシスタント (9%)、Amazon Alexa (4%)という結果になっています。

Appleのスマートフォン「iPhone」とパーソナルコンピューター「Mac」に搭載されているのが、Siriという音声AIアシスタントです。

Siriのネーミングは、「Speech Interpretation and Recognition Interface(発話解析・認識インターフェース)」に由来しています。

自然言語処理を用いて、質問に答える、推薦、Webサービスの利用などを行ってくれます。

 

2011年にiPhone 4Sに初めて搭載されたSiriの性能は、iOSのアップデートを繰り返すたびに向上しており、日本語の認識精度も高くなってきています。

2014年には、女性・男性の性別変更が可能となり、発音のアクセントや感情を細かく表現できるようになりました。

 

新しいApple Watchではヘルスケアデータ機能が強化されましたが、Appleは医療分野への進出をさらに加速させています。

この度のコロナ禍によって医療サービスにもスピードと利便性が求められており、DX(デジタルトランスフォーメーション)の本格化が必須となっています。

Appleだけでなく、GoogleやAmazonも医療・ヘルスケア分野に参入し、大きな市場が生まれつつあります。

 

オンライン医療

 

ロンドンに拠点を置くデジタルヘルスのベンチャー企業Babylon Healthでは、スマートフォンでどこでも簡単に医療診断を受けられるAI搭載型のアプリを開発しています。

まだ法律の規制により医療アドバイスまでしか行うことしかできませんが、医療従事者にとって簡単な診断の医療業務が減らせるので、人間しか出来ない臨床検査や高度治療に専念できます。

 

日本では、株式会社アドバンスト・メディアの医療向けAI音声認識ワークシェアリングサービス「AmiVoice」が知られており、最新版ではApple Watchに対応によって業務効率化が向上しています。

電子カルテの記載には音声入力を使い、約7割の病院職員が「早くて簡単」と回答しています。

 

病院や医療ポータルサイトを数々手がけてきた当社では、AI-OCR(手書き書類や帳票の読み取り)はじめ人工知能技術に取り組んでいます。

DX(デジタルトランスフォーメーション)で業務効率化、働き方改革を進めたい医療関係者のお悩みを解決できれば幸いです。

AI導入についてご関心をお持ちでしたら、ぜひとも当社へお気軽にご相談下さい。

 

 

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