自動運転の実現にも欠かすことのできないのが、AI(人工知能)技術です。

一般道路におけるLevel 3以上の乗用車の自動運転については、技術的なハードルが高く法整備もまだ追いついておらず自動運転車の実用化はもう少し先のことになりそうです。

 

■ Level 1〜2はドライバーによる監視が必要

Level 1:運転支援/システムが前後・左右のいずれかの車両制御を実施(自動で止まる、前のクルマに付いて走る、車線からはみ出さない)

Level 2:特定条件下での自動運転機能(Level 1の組み合わせ)/車線を維持しながら前のクルマに付いて走る

     特定条件下での自動運転機能(高機能化)/高速道路での自動運転モード機能(遅いクルマがいれば自動で追い越す、高速道路の分合流を自動で行う)

 

■ Level 3〜5はシステムによる監視が必要

Level 3:条件付自動運転/システムが全ての運転タスクを実施するが、システムの介入要求等に対してドライバーが適切に対応することが必要

Level 4:特定条件下における完全自動運転/特定条件下においてシステムが全ての運転タスクを実施

Level 5:完全自動運転/常にシステムが全ての運転タスクを実施

 

安全性こそが技術開発には欠かせない最重要課題なので、世界の自動車メーカーが鎬を削っている状況です。

 

Amazon Scout

しかしながら、低速な自動運転車による走行実験は、すでに実用化に向けて次々と世界の街中において行われています。

世界中にあるAmazonの巨大な倉庫では、物流ソリューションを無人化しており、配送ロボットが経験値を積み重ねながら仕分け作業に24時間従事してます。

Amazon社は宅配ロボットAmazon Scoutの実用実証を米国各地で展開しており、EC各社の取り組みはますます盛んになってます。

 

日本においてはベンチャー企業株式会社ZMPが、自動運転ロボット技術をリードする旗手となっています。

ZMP社の自動運転ロボット技術は宅配作業だけでなく、高齢者のための自動車いすや、無人の警備・施設消毒作業にも応用されています。

2020年10月、全国に先駆けて東京都中央区佃、月島地区において一人乗りの自動車いすロボット「ラクロ」シェアサービスが開始されました。

高齢により免許返納された方々の移動手段として普及が期待されています。

 

そして10月7日、日本郵便による自動配送ロボット「デリロ」の公道での実証実験が始まりました。

「デリロ」はコンビニで預かった荷物を、通行人や電柱を巧みに避け歩道を通行し横断歩道を渡り、約700メートル先の麹町郵便局まで届けることに成功しました。

将来は消費者宅へ配送する「ラストワンマイル」での活用を想定しており、安全性を確認して3年以内の実用化を目指しています。

 

 

低速自動運転ロボット三兄弟

 

 

少子高齢化社会、コロナ禍による非対面ビジネスと、現代社会の諸問題を解決するAI技術はDX(デジタルトランスフォーメーション)の起爆剤となることでしょう。

 

自動車部品ECサイトなど手がけた実績のある当社でも、AI-OCR(手書き書類や帳票の読み取り)はじめ人工知能技術に取り組んでいます。

DX(デジタルトランスフォーメーション)で業務効率化、働き方改革を進めたい方々のお悩みを解決できれば幸いです。

AI導入についてご関心をお持ちでしたら、ぜひとも当社へお気軽にご相談下さい。

 

 

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