今回は、理化学研究所と富士通が共同開発した世界最速のスーパーコンピュータ「富岳」(ふがく:Fugaku)をご紹介いたします。 (2021年1月時点)

 

「富岳」は、「京」の後継として、2014年に開発開始、2020年より試行運用中で、2021年(令和3年)に本格稼働の予定です。

2020年6月および11月のスーパーコンピュータに関する世界ランキングである「TOP500」、「HPCG(High Performance Conjugate Gradient)」、「HPL-AI」、「Graph500」の4部門で1位となりました。

 

現在、「富岳」で行なっている新型コロナウイルスの飛沫感染のシミュレーションにおいて、その高い性能が生かされています。

「富岳」は科学面での貢献のみならず、人々が安全・安心・快適に生活を営む未来社会「Society 5.0」の実現に役立てるため開発が行われており、新型コロナウイルスへの対応は、「富岳」の利用目的とマッチするものです。

 

「富岳」ロゴ

Computers and Computer Sciencesat Riken

 

 

「富岳」は、1つのマザーボードにCPUを2つずつ載せ、1つの計算機ラックは192枚のマザーボードで構成され、計384のCPUが搭載されています。

計算機ラックの高さは220cm、重さは約2tもあります。そのラックが約432台(384CPU×396ラック、192CPU×36ラック)あり、合計15万個以上のCPUを持った「富岳」が構成されています。

つまり15万台以上のコンピュータが連結しているのが「富岳」なのです。

 

スーパーコンピューター「富岳」

 

 

これだけ多くのCPUを連動しながら動かして超高速に計算処理をするためには、CPUの能力だけではなく、それぞれのCPUを連動させるためのネットワークの仕組みも必要となります。ラック同士を繋ぐ接続ケーブルも膨大な量が必要です。

 

スーパーコンピューター「富岳」

 

スーパーコンピューター「富岳」計算機室

 

 

そしてラックが並んだ計算機室床下の階には、「富岳」を水で冷却するためのポンプと熱交換器が配置され、冷却水が流れるパイプが天井に張り巡らされてています。

 

冷却設備

 

冷却設備

 

黒いラックが整然と並ぶミニマルな計算機室と、生き物のように金属パイプがうねる空調機械室のMatterport 3Dモデルの対比が非常に面白いですね。

美術館や歴史的建造物だけでなく、工業プラント施設や工事現場の再現にもMatterport 3Dモデルは活躍しています。

 

 

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