今回は千葉県佐倉市にある旧堀田邸(国重要文化財)をご紹介いたします。
佐倉市とAdvalayは、VRを活用した市の魅力発信に官民連携で取り組んでおり、ご自宅でも社会科見学が楽しめるコンテンツを公開しています。
このコンテンツでは佐倉市の魅力を世界中に発信するとともに、デジタル技術を活かした教育や観光振興による地域活性化に努めています。
Matterport撮影はAdvalay社です。
明治時代の和洋混在工法で建てられた伯爵邸
旧堀田邸は最後の佐倉藩主、のち伯爵となった堀田正倫(ほったまさとも)の屋敷として1890年(明治23年)に建てられました。
伝統的な和風木造建築の工法と、ボルトやナットを使用した西洋建築の工法が混在しており、明治中頃の過渡期の様子が窺い知れます。
屋敷の中は、玄関棟、座敷棟、居間棟、書斎棟、の五つに分かれており、27の部屋があります。
大きな広間のある座敷棟へは左右幅の広い畳廊下で結ばれています。
「楽」の字がかかれた大きな掛け軸がある大広間は、ここで主人の正倫がお客と会ったり、多くの人があつまる儀礼を行ったりしていました。
ちょっと面白いのは湯殿です。現在の風呂とは違って湯船がなく、体にお湯をかける「かけ湯」をしていたそうです。
通常非公開の書斎棟と二階居間棟が特別公開
通常は非公開とされている一階奥にある書斎棟と二階居間棟も、Matterport(マーターポート)3Dカメラによって撮影されお楽しみいただけます。
二階縁側から眺める日本庭園は、とても趣があり素晴らしい眺めです。
ドールハウスビューで見ると、庭園を持つ旧大名屋敷はとてもユニークな構造をしていることがわかります。
「佐倉市VRプロジェクト」では今後も、市内の観光名所やイベントのVR映像を拡充する予定とのことです。
長い歴史を持つ建造物が、Matterport 3Dモデル(デジタルツイン)によってバーチャル空間に保存されるのは、とても価値のある文化事業ですね。
日本における教育・文化の分野にも、ますます3Dモデルを使ったコンテンツが増えていくことでしょう。
ヒューマンデジタルコンサルタンツ社では、Matterport(マーターポート)撮影だけでなく、VRや3Dモデルを活かしたWebプロモーション提案を致します。
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