新型コロナウィルス禍による外出自粛は5月になっても延長され、学校行事をはじめ様々なイベントが中止となり、ビジネス的にも大きな痛手を受けています。(2020年5月7日時点)
今回はそんな困難な状況を克服することが出来る、とても優れた非対面型ビジネスツールの1つをご紹介します。
それはVirtual Reality(仮想現実)空間を構築できる、Matterport(マーターポート)と言う3Dモデル作成ツールです。
自宅にいながら不動産物件の中を歩いて回ったり、ECサイト店舗の中にある商品を見て購入することも可能になります。
最近は上野の国立科学博物館や東京工科大学「バーチャルオープンキャンパス」など文化・教育の分野においても注目を集めていますね。
目次
Matterport(マーターポート)とは?
Matterport(マーターポート)とは、米国サンフランシスコのMatterport社が発売している4K3D対応カメラと画像自動合成処理クラウドサービスのことです。
カメラの機能としては、Google Streetviewのような360°(全天球)カメラとは異なり、4K画像撮影と同時に赤外線を使って距離を計測し3Dモデル作成します。
つまりカメラとしてだけでなく実際の寸法データまで計測しているので、天地左右から奥行きまで現実の空間を1つのデータの中にぎゅぎゅっと閉じ込めてしまうかのようです。
そのデータを利用すれば、流行のVRモニターで体験したり、PC・スマホ・タブレットなどの画面上で3Dビューを確認することなど楽しみ方は盛り沢山!
Matterport(マーターポート)は6つのカメラで撮影をします。1スポットにつき60°ずつ、6回シャッターを切ります。
6つのカメラで同時に撮影された画像をつなぎ合わせることで、人間が普段見ているようなリアルな立体写真を作ります。
4K画質なので、他の3Dツールと比べて格段に高精細でリアルな撮影ができちゃいます!
そして作成された3D画像は、Google ストリートビューへの転載も可能なので、世界中の人々に見てもらえます。
飲食店やショップ経営者の方は、より詳しい情報をお客様に提供し他店との差別化が出来るので、実店舗へのアクセスを伸ばすチャンスです!
2つの俯瞰モードで全体を見ることができる!
撮影した3D画像は、ドールハウス(Doll House)とフロアプラン(Floor Plan)という二種類の俯瞰モードで見ることができます。
マーターポートの最も特筆すべき機能とも言えるドールハウスでは、まさに人形の家を手に持ってグルグルと回しているかのようです。
もう一方のフロアプランではその家を階数ごとに、上からの視点で覗くことができます。
作成された3Dモデルは、正確な寸法を表現しているので、管理画面の「ものさし機能」を使えば正確な距離をVR画面上で測ることも可能なんです。
部屋のサイズが分かれば、家具の置き場所などをどうするか、あらかじめ検討可能ですね。
早くて簡単、そしてキレイ!
マーターポートを使用すると、美しいインタラクティブ3Dモデルを簡単に、そして手頃な価格で撮影・製作し、そしてWebへの配信が行えます。
不動産やECサイトなど国内のユーザーの数もどんどん増えているようですね。
Matterport(マーターポート)が従来のVR作成ツールより優れたところは、3D画像作成後のオーサリング作業が格段に省けることです。
一般的な住居程度の間取りであれば、撮影からWeb公開までなんと一週間以内で行うことも可能です。
このスピード感こそMatterport(マーターポート)の最大の強みです!
以下に導入企業の実例をいくつか紹介しますので、ぜひともご覧になって下さい。
SUUMOの例:自宅にいながら臨場感のある見学ができる
https://suumo.jp/tokushu/matterport/
SUUMOのサイトにある「注文住宅」コンテンツ内では、建築実例がMatterport(マーターポート)による臨場感あふれる立体のデータで紹介されています。
このサイトでは二階建ての注文住宅がマーターポートを使って作成されており、ドールハウスとフロアマップの二つのモードで鑑賞できます。
ドールハウスモードであらゆる角度から住宅の構造を見ることができ、フロアマップでは各階の配置を確認できます。
そこで、モデル内のの見たい個所ををクリックすると各部屋へズームイン!
各所の床に見える白い円は、360度の高画質3D画像が見られるポイントです。
ぜひとも注文住宅を検討する際の参考として下さい。
気になった建築実例には実際に見学に行くことが出来ますよ。
越谷レイクタウン住宅展示場の例:現地へ行く前に3D体験
こちらの住宅展示場はすべてイベントが中止となっていますが、5つのモデルルーム(一条工務店、セナリオハウス、桧家住宅、イオスホーム、積水ハウス)をMatterport(マーターポート)にて内覧することができます。
各社それぞれ趣向を凝らした建築デザインなので、住宅の比較検討が容易に出来ますね。
以下のモデルルームのように、広々とした間取りの住宅であることを体験できます。
まさに自宅に居ながらにして、新居を購入できる時代の到来です!
新たな3D表現の世界を切り開く、Matterport(マーターポート)の素晴らしさをご理解いただけたでしょうか。
飲食店や展示会ブース、2LDKマンション規模の撮影ならば、撮影から公開まで最短三日で対応可能です。
小規模なワンルームマンションや店舗から、旅館・ホテル・展示場の中規模な撮影、さらに大学のオープンキャンパスや劇場・スタジアムなど大規模な撮影まで幅広く対応可能です。
Matterportを使えば、ユーザーのホームページへの回遊率が240%以上高くなり、マンション販促やホテル予約での成約率は10%アップします。
ヒューマンデジタルコンサルタンツ社では、Matterport(マーターポート)撮影だけでなく、VRや3Dモデルを活かしたWebプロモーション提案を致します。
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