気づけば2023年も残すところほぼ1ヶ月。みなさまいかがお過ごしでしょうか。わたしはニャンコたちと快適に過ごせる物件を探し当ててしまったためにこの忙しい時期に引越しをしたりなんかして、仕事でもプライベートでも、バタバタと慌ただしい時間を楽しませていただいております。

 

今日は多言語マーケティング、多言語ソリューションについてのお話。「AI」「翻訳」「多言語」などのキーワードを掛け合わせて検索すると、テックを活用した多言語ソリューションがたくさん見つかりますよね。わたしたちヒューマングループ内にもヒューマングローバルコミュニケーションズ株式会社という翻訳をはじめとする多言語コミュニケーションの課題解決を行なう組織があり、プロの訳者による精緻な翻訳と、AIを活用した音声ナレーションを掛け合わせたソリューションをもっているんです。今回は、多言語コンテンツの顧客やステークホルダーへの配信と、これによるアクセシビリティの向上についてご紹介します。

 

 

まずはこちらの日本語版動画をご覧ください。

 

 

 

ヒューマンデジタルコンサルタンツがマーケティングDXの支援をさせていただいているラ・シンシア株式会社さまの注力プロダクトLA SINCIA IN/OUTのとってもすてきなプロモーションムービーです。ホワイトを基調に、内側から外側へ「咲く」というキーワードが感覚的に伝わってきますね。

 

このような日本語特有のポエティックな言い回しや、文脈の背後に隠されたブランディング領域の意図を読み取るにあたり、機械翻訳はいまだテクノロジーが追いついておらず、誤った表現をアウトプットしてしまいます。ちょっと前のトピックですが、新型コロナウィルスの流行まっただなかの2020年、厚生労働省が注意喚起の文言を多言語化する際に誤ったアウトプットをしてしまったことが話題になりました(参考:毎日新聞「厚労省HP、新型肺炎の外国語情報で誤訳多発 「手洗い重要」が「トイレ重要」)。機械翻訳のメリットは枚挙にいとまがありませんが、一方で、つつましやかな含意がとても多い日本語のような言語体系には、まだまだAIサイドの学習が不足している現状です。

 

 

上記を踏まえて、ラ・シンシア株式会社さま、ヒューマングローバルコミュニケーションズ、弊社が作成した先の動画の英語バージョンをご覧ください。

 

 

 

初見、わたし、「おおーっ!」と声がでました。裏側の仕組みは企業秘密なので伏せますが、AIとプロの翻訳者のナレッジの組み合わせで、ブランドの意図を読み解きながらここまで繊細な表現を実現できるんです。AIによる音声も、女性の声の数あるバリエーションのなかから認知拡大させたい素材のイメージにあった声色をお客様のご要望に応じて選択することが可能。男性バージョンもしかり。対応できる言語も30か国語以上に及ぶため、世界中のほとんどの地域へこのソリューションをつかって効果的にメッセージを届けることが可能となっています。

 

今回のプロジェクトでよくわかったのですが、このAI翻訳ナレーションツールは、文化的なニュアンスや専門用語の正確な翻訳が必要とされる場面で非常に効率的・効果的なソリューションです。ビジネス文書や学術資料、公的な発表、そして本件のように、化粧品やアパレルの文脈でも幅広くご活用いただけそうですね。パッと思いつく利用のシナリオとしては、教育の現場での多言語学習のご支援、グローバルなステークホルダーに向けたプレゼンテーションを行なう際の多言語対応、エンタメ領域でいうと、映画、海外ドラマ、ゲームなどにおいて、グローバライズされた音声と字幕の表現、などでしょうか。その他にもさまざまな文脈で、さまざまなお客様にご利用いただけるソリューションだと想定しています。

 

LA SINCIA IN/OUT

 

 

これから海外のマーケットを開拓していきたい、もしくはすでに海外展開をしているがローカライズが追いついていない、などの課題を抱えていらっしゃるお客様、もしこれをご覧いただいていたら、ものは試し、まずは弊社に相談してみてください。ヒューマングループのシナジーを活かし、ヒューマングローバルコミュニケーションズと共同でみなさまの企業のグローバライズをご支援いたします。その際に、コンテンツの多言語化を高い精度で実現するこのAI翻訳ナレーションもソリューションとしてどんどんご活用くださいませ。

 

ウェブアクセシビリティの義務化の期限が迫ってきている昨今、自社サイトをどうしよう…というお客様にも音声案内の最適化の観点からこちらをご提案する機会が増えてきています。精度の高いAI翻訳ナレーションは、視覚障害者や読書障害の方々に自社コンテンツを正確にお届けする助力にもなることでしょう。広範かつ多様なオーディエンスにアクセスするツールとして、ぜひラ・シンシア株式会社さまのふたつの動画を見比べながら、ご検討ください。

 

最後に、ラ・シンシア株式会社さま、ご協力いただきありがとうございました!

 

プランニング室 H

 

LA SINCIA IN/OUT

 

ラ・シンシア株式会社

 

ヒューマングローバルコミュニケーションズ株式会社

 

 

 

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